【ソリューションの概要】
複数台のサウザーに、WMS側から作業指示・運行管理をすることで搬送物の拾い上げポイントへの移動と、搬送先への移動を自動化することが可能になりました。
作業エリア間での運搬が重労働であり、時間もかかっている
WMSからの指示により、台車を自動搬送できます。それにより、作業効率の向上や作業負荷の軽減が可能となります。また、商品を安全に効率よく搬送できます。
作業スタッフは、歩行せずに定位置での作業をしたい
・WMSと複数のサウザーの連携により、目的の商品まで最短ルートで先導し目前で停止してくれるため、ピッキング作業等の生産性が向上します。
・サウザーの稼働情報を取得できるため、作業エリアの最適な人員計画が可能です。
同時に複数台制御できるようにしました
ハイウェイサウザーが提供するリモートコントロール機能を用い、複数のサウザーを群制御する「運行管理システム」を構築し、システムによる配車制御を可能としました
バッテリー残量やサウザーの走行位置を見える化しました
ハイウェイサウザーが提供するイベント通知機能を用い、稼働中のサウザーから詳細な情報を収集し、配車制御に活用すると共に稼働状況を見える化しました
CSVファイルでの連携機能を実現しました
「運行管理システム」には標準的なデータ連携機能を実装し、WMSやそれ以外のシステムの連携を可能としました
WMSからの移動先情報・移動タイミングを起点に、運行管理システム内で現在情報に基づいた移動指示トランザクションを生成し、制御システム経由にてサウザーへコントロールを行います。
<システム間連携>
①WMSからの移動指図(移動先情報など)を受ける
②運行管理側では、常にサウザーの現在情報(位置、状態)を制御機能経由で受け取り、状況を管理する
③WMSから送られた移動指図とサウザーの現在情報を基に、サウザーへの移動指示情報を作成する
④移動指示情報を制御機能経由でサウザーに送信し、コントロールする
⑤現在状況は画面にて確認できる
【移動指示取込】
連携された移動指示データから移動要求を作成します
✔ CSVファイルで取込
✔ 最短経路ですべての目的地に行くよう並べ替えて経路を作成
AGV割付 | AGVに移動要求を割り付け、発車させます ✔ 自動割付と手動割付の2種類の割付方式 ・自動割付…移動指示データを読み込んだ時点で待機中のAGVに自動で割付 ・手動割付…画面でAGVと移動要求を選択して割付 |
停車中画面 | AGVが目的地に到着したら停止中画面を表示します ✔ 詳細画面で、ピッキング対象の商品と個数を確認しながら作業可能 |
走行中画面 | AGVが発車すると走行中画面を表示します |
異常停止リカバリ | AGVが異常停止した場合リカバリ用の画面を表示します ✔ 移動指示を再開するか、キャンセルして待機停留所に戻すか選択可能 |
AGV稼働状況 | AGVから通知されるバッテリー残量や速度などの情報を確認できます ✔ バッテリー残量が少なくなると全端末に警告ダイアログで通知し、不意なバッテリー切れを防止 |
AGV位置情報 | 全てのAGVの走行ルートや現在位置をマップ上で確認できます |
AGV位置情報 | 1台のAGVにフォーカスして、目的地や移動経路を確認できます |
マスタデータ登録 | 運行管理に必要な情報の登録、編集機能です。 ①停止ポイントやリンクを画面上に配置して登録 ②AGVの識別名などの登録 ③AGVの停止・分岐ポイントの登録 ④棚番とAGV停止ポイントのマッピング |
AGV移動指示 | 画面上から目的地を指定してAGVを移動させることができます |
AGV指示一覧・変更 | 実行中の移動指示の一覧を確認し、移動指示中止や変更ができます |
AGV状態修正 | AGVが想定外の動作をし、システム側と状態が合わなくなった場合に修正する機能です。 ✔ システム側の状態をAGVの実態に合わせて更新することで、AGVの運行を継続 |